「教室復帰はまだ難しそう…。これからどうすればいいんだろう。」
息子が不登校になってから半年ほど過ぎた頃、学校から別室登校の提案をいただきました。
この記事では、小学生の別室登校体験談やよかった事、大変だったことをまとめました。
別室登校はどうやって決まったの?【学校からの提案がありました】
別室登校の提案があったのは、兄が不登校になってから半年が過ぎた頃でした。
そして妹もちらほら欠席が増え、五月雨登校状態になっていた時です。
学校には「相談室」という部屋があり、スクールカウンセラーや相談員が常駐している部屋があります。
「そこに1日1時間枠があるので、学校に少しずつ慣れていくために通ってみませんか。」
というお話でした。
相談室はコロナの関係で利用したい児童が多いそうで、利用させてもらえるのはありがたい事でした。
そして不登校から半年が過ぎたころ、兄妹そろって別室登校が始まりました。
別室登校はどんな風に過ごしていた?小学生兄妹の場合
当時は、月・水・金のうち1時間の枠を兄弟で利用させてもらっていました。
ところが…!
「お兄ちゃんばかり話して、私が全然話せない…。」
「妹がいると、いろいろ話しにくいこともある。」
などと不満があったようでした。
その結果、45分の前半は兄が、後半は妹と時間を区切って、話を聴いてもらっていたようです。
勉強をする時もあれば、自由に話したり、お絵描きをしたり、とても自由な空間でした。
私も育児相談にのってもらったり、子ども達に一緒に付き添って話したり、本当にお世話になっています。
別室登校で大変だったこと【短時間の送迎が大変】
別室登校は本当にありがたいのですが、送迎しないといけないので慣れるまでが大変でした。
相談室は45分しか滞在させてもらえないので、送ってちょっとしたら、すぐお迎えにいかないといけないんです。
4時間目にあるとちょうどお昼ごろなので、日中の予定が入れづらかったです。
だから別室登校だと、時間の条件にあったパートを探すのも難しくなってしまいます。
そして、今日は相談室に行く?行かない?の確認にも、気を使っていて疲れました。
兄妹揃っていく日もあれば、片方だけ行く日もあったり…。
こちらが振り回されてしまうように、感じてしまうんでしょうね。
子ども達に期待し過ぎず、自分ができる事(送迎)に集中できるとよかったと思います。
半年位してやっと別室登校のリズムに慣れていくことができました。
別室登校でよかったこと【親子で気分転換になる】
別室登校は、相談室の先生とお話しに行くのが楽しいようで、兄妹ともに積極的に通っていました。
自分の話をしっかり聞いてもらえて、リアクションがもらえるのって、すごく嬉しいことですよね。
子ども同士だと、話が流れてしまったり、リアクションが薄かったり、求めてない意見を言われてしまったり。
相談室の先生なら、ひたすら話を聴いてくれて、「うん、うん、そうだね」と相槌をうってもらえます。
しかも学校に来たら、「今日はよくがんばったね!」とほめてもらえる!
また、相談室を利用している他の児童と話ができるきっかけにもなりました。
「同じクラスの〇〇さんは、修学旅行の話し合いに参加するんだよ。」
と分かると、「僕もその授業には出ないと!」とよい刺激をもらうことができました。
1時間の別室登校でしたが平日5日通うとなると親も送迎で予定のやりくりが大変です。
【まとめ】別室登校で学校に慣れたら、次は教室へステップアップ
別室登校をしばらく続けた後、相談室へ行ってから教室に行く、という流れにもチャレンジしていました。
当初はがんばっていましたが、いつの間にかまた相談室登校のみに戻っていました。
とにかく相談室だけには登校できるよう、目標としてがんばっていました。
ただあまり別室登校の期間が長すぎると、相談室へ行くことが目的になってしまっていないか、心配になる時もありました。
息子の場合は、運動会や修学旅行というビッグイベントをきっかけに、少しずつ教室へ行くようになりました。
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