こんにちは!
不登校から生きる力を育むコーチ 柴野あさぎです。
この記事では不登校を経験した親にアンケートを取り、働いている仕事をリサーチしました。
子どもと向き合いすぎても、お互いに疲れてしまうので、
気分転換にも仕事ができると理想的です。
しかし、子どものサポートと仕事の両立で悩む場面があることも事実。
みなさんの体験談をまとめましたので、仕事選び・続けるかどうかの参考に
してくださいね。
不登校の親は仕事しているの?30人にアンケート調査
今回は子どもが不登校になった経験がある母親30人にアンケートを実施しました。
※クラウドワークスにて2022年4月実施
子どもが不登校時に仕事をしていましたか?
まずは「不登校時に仕事をしていましたか?」についてのアンケート結果です。

結果は、「はい」が23人、「いいえ」が7人になりました。
過半数以上の人が働いていた結果です。
不登校の小学生の母親も仕事している
働いている23人の方にお子さんの年齢を調査した結果はこちらです。
- 中学1年生…6人
- 中学2年生…5人
- 小学1・2年生…7人
- その他…5人
子どもが低学年で働けない方もいたのですが、7人の方は仕事をしている結果になりました。
仕事内容は、ライター、デザイナー、内職などの在宅ワークが中心でした。
在宅ワークなら子どもの送迎など臨機応変にできて、誰かに迷惑がかかることもありません。
しかし、納期へのプレッシャー、子どもが気になってはかどらない、
という側面はあります。
不登校の母親の仕事内容
不登校の母親の仕事内容のアンケート結果はこちらです。
- 在宅ワーク・内職…4人
- 事務職…6人
- その他…13人
その他は、公務員や製造業、小学校講師、看護師などでした。
おそらく、不登校の前から仕事を継続している方も多いと思います。

不登校の親が仕事してよかったエピソードをご紹介!
ここでは不登校の親が仕事をしてよかったエピソードをご紹介します。
23人のエピソードをまとめると、よかった事は主に3つあげられます。
- 気持ちの切り替えができた・リフレッシュになる
- 愚痴を聞いてもらったり、相談にのってもらえる
- 収入が増えるので、いろいろな事に挑戦できるようになる
自分の時間と家族との時間の切り替えがクリアに出来た。
仕事に集中している時は、家庭のことを忘れることができて気持ちがすっきりした。
同僚に話したら、いろいろ相談にのってもらえた。
不登校の事を考える時間が少なくなって楽になった。また収入が増えたことで気持ちが安定したのと、そのお金で子どもを塾に通わせたり、旅行するなどいろいろな経験をさせてあげることができた。
子どもとずっと一緒にいても、子どもは逆に疲れてしまうので、
小学校高学年になれば、適度に離れる時間を持った方が
心にとってもよい効果があることが分かります。
不登校の親は仕事のやりくりが大変!こんな時どうする?
ここでは不登校の親が仕事をしていて、困ったエピソードをご紹介します。
よくある悩みとしては、仕事と子ども、どちらを優先するか、板挟みになってしまうところです。
どちらも大切なので、優先順位をつけることが難しい問題です。
困ってしまう点は主に3つあげられます。
- 仕事先に遅刻や早退、お休みで迷惑がかかってしまう
- 子どもの生活が乱れる(テレビ・ゲームばかり)
- 子どもの様子が気になってしまう
子どもが何か始めたい時、たとえば保健室登校など送迎で仕事に遅れるなど、度々あった。
仕事の間、打ち合わせの際はテレビを見させていたので、一日のテレビを見る量が多くなった。
頻繁にお休みをもらい、パート仲間に迷惑をかけてしまった。
仕事に行っている間子どもの生活を管理することができず、昼夜逆転の生活になってしまった。
家に帰ったら子どもが暴れて物が散らかっていた。
仕事の休憩時間に、子どもが用意した食事をきちんと摂ったか、思い詰めていないかが気になり始め、休憩が終わってもそのことを引きずってしまった
仕事と子ども、どっちを優先するか悩むよね。。!
これはね、事前に両方に情報を伝えておくことが大事!
そして、一番大事なのはあなた自身です。
双方をうまくやろうとして、あなたのメンタルがダウンしてしまったら、
元も子もない。。
抑えるポイントは
・子どもの大事な予定・イベントは優先するが、急な変更には対応しない
・事前に対応できる範囲を話し合う(〇時まで送れるなど)
・仕事の大事な日程は、子どもに伝えておく。
など、予め伝えおき、決めたら子どもの事は優先しない!
子どもに振り回されていたら、親が心身がもたないです。
そして、子どものことは子どもに任せ、ご飯や家事、身の回りのことは
どんどん任せていく!
子どものと触れ合う時間は、量より質だから大丈夫!
できる範囲で仕事&育児していきましょう!
不登校の親は仕事を辞めるべきか悩むこともある
子どもが家にいる場合は、親は仕事に出た方が精神的にもよいと思います。
しかし、子どもと過ごす時間が減ったり、急な送迎や行事の対応に振り回されてしまうこともあります。
仕事先に迷惑がかかってしまうと、辞めた方がいいのでは…?と悩む方も多いです。
悩んでしまった時は、2つについて検討してみてください。
仕事を辞めても学校に行くとは限らない
親が仕事を辞めたとしても、子どもが学校に行くとは限りません。
だから仕事を辞めるのは最終手段にした方がよいです。
親が家にいることによって、さらに関係がギクシャクしてしまう事も考えられます。
「仕事を辞めても子どものせいにはしない」と後悔がないのであれば、辞めてもよいのではないかと思います。



働き方を変えてみる
不登校は、子どもの送迎や一緒にいて欲しい要望など、イレギュラーな対応がたくさんあります。
時間のやりくりが上手くいかないこともしょっちゅうです。
そんな時は働き方を変えるという方法もあります。
正社員の方は、リモートワークや時短勤務へ変更。
アルバイトやパートの場合は、仕事が変わりますが、在宅ワークや内職を探してみる。
不登校の親にとって、一番理想なのは在宅ワークだと思います。



Indeedで「リモートワーク 未経験」で検索すると、何件もヒットします。
興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
【まとめ】不登校の親は仕事した方が気持ちがラクになる
不登校の経験がある親30人のアンケート結果は、23人の方が仕事している結果になりました。
子どもが低学年の場合でも、在宅ワークや内職でやりくりをされています。
もし、親子関係に行き詰っている場合は、仕事を始めてみることで、
子どもにいい影響が訪れる可能性があります。
もちろん、続けていて今の働き方に「疲れた。。」という方は、一旦お休みしてみるのも
アリかと思います。
そして、仕事したいけれど、「自信がなくて怖い。。。」「子どもが。。。」「今更ムリ」と
なかなか一歩を踏み出せない場合は、思い込みが邪魔をしていることがあります。
思い込みがあると、環境の変化に対して、一歩踏み出すことが難しいのです。
柴野あさぎの公式LINEでは、思い込みを緩める、自分のやりたいことを明確にする
ヒントもお伝えしていますので、興味がある方はぜひお友達になってくださいね。
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