こんにちは!
不登校から生きる力を育むコーチ 柴野あさぎです。
不登校の子にとって、夏休みは学校からの罪悪感がないので、ホッとリラックスできる期間です。
過敏性腸症候群だった息子も、土日と夏休みは腹痛なく、朝から行動できていました。
この記事では、私が夏休みに【親子の信頼関係を築くためにやってよかったこと3つ】をまとめました。
今はゲームやメディアで人間関係が希薄なので、親子の交流がとても大切だと感じます。
不登校の夏休みの過ごし方は?小学生高学年の我が家の場合
夏休みなると、学校に行く・行かないのプレッシャーから解放されて、子どもはリラックスできます。
ここで体調が良さそうだからと、勉強や生活リズムについて、アレコレ親が指示するのはNGです。
親から言われるとせっかくのお休み気分が台無しです。
まずはせっかく解放されたのだから、子どものペースで過ごしてもらうのがいいのかなと思います。
そして寝坊が続き、本人が「やばいぞ!」と気づいた時に、一緒に考えます。
「どうしたら早く起きられそうかな?」と問いかけをしたり、「〇〇する方法もあるよ」とサポートすると、すんなり話が進みました。
子どものやりたい事を中心に【自由を満喫!】
夏休みは基本的に子どものやりたい事を中心に過ごしました。
バーベキューや旅行を張り切って計画しようと思いましたが、子ども達が乗り気じゃない!
親が勝手に一人で計画するのはよくないですね。
疲れちゃうし、文句があると、「私がこんなにがんばったのに!」って言葉出てしまうから…
無理に遠出をして、移動時間に疲れてしまっては本末転倒です。
子ども達も巻き込みながら、どんなことをしたいのか聴くことが大切でした。
- 家で映画鑑賞
- 一緒に絵を描く
- みんなでゲームを楽しむ
子どもの話をしっかり聴く【傾聴する】
子どもの話をしっかり聴いてあげると、子どもは気持ちが満足します。
大人にとってはくだらない話でも、子どもにとって重要だし、大好きな親に聞いてもらいたい話なんですよね。
余裕がない時に、テキトーに返事をしていたら、ものすごく怒られてしまいました。
そして心を入れ替えて、片手間でなく、正面から話を聞くようにしたら、子どもとの関係も良好になりました。
話を細部まで聴けると、子どもの長所や不安に感じているところも分かるようになります。
いいところを褒める【長所を見つける】
子どもの話をよーく聴いていると、一つや二つ長所が見つけられると思います。
その長所を褒めてあげると、子どもの自己肯定感が高まっていきます。
子どもを褒めると言っても、急に褒めると素直に受け取ってくれません。
だから話の流れにそって、子どもの長所を見つけて褒めるのが自然でGOODなんです!
例えば、息子はカードゲームがすごく得意なのですが、
「記憶力が優れているんだね!」
「一つのことに集中できるんだね!」
とカードゲームの会話をする時は、言葉を添えるようにしています!
【不登校の夏休みの過ごし方】信頼関係を築くためにやってよかったこと3つ!
今はゲームやメディアが普及し、親子関係が希薄になっています。
だから、親子のコミュニケーションを取る企画は積極的にやるべきだと思います!(子どもに無理がなければ)
「え~っ!ゲームしようと思ったのに~。」
と言われても、我が家はごり押してやりたいと思います!
だって、家族との交流が、世間との交流のお手本にもなるのですから!
ただ、子どもにも都合はあるので、事前に予定を聞いて、一緒に考えています。
ここでは、夏休みに我が家が実践してよかったことを3つご紹介します。
一緒に料理する【たこ焼き】
一緒に料理をすると、家族で一体感ができます。
たこ焼きは、みんなで役割を分担して作るので、和気あいあいとして楽しめます!
たい焼きを作ることで、どうしたら形がキレイになるか?どんな具が美味しいか?
など、家族で話し合えるのも楽しい点です。
とにかく【みんなで一つの事を共有して楽しむ!】という経験がとても大切だと思います!
プチ旅行【子どもがメイン】
子どもがメインの旅行をすると、自己受容感が育まれます。
自己受容感とは、「自分はありのままでいい」と思える感覚です。
この感覚が育たないと、褒め言葉を言っても、「でも私はそんなことない!」と否定し素直に受け取ってもらえないのです。
旅行は【自分で選んで行動する→失敗も成功も受け入れる】という【自己受容】の土台を育むことができるのです。
- 目的地を決める
- 電車で行く→切符を自分で買う
- お昼のお店を決める
- お土産を予算内で選ぶ
子どもが旅行で後悔や失敗をしても、絶対に責めたり、怒らないのがポイントです。
「この失敗もいい経験だよね!次に活かそうよ!」
と寄り添ってあげてくださいね。
不登校になると、ドキドキしたり、失敗することが少ないため、必然として成長する機会も減っています。
子どもは「切符やお土産を自分で買えて楽しかったー!」と、とても嬉しそうでした。
一緒に新しい事を挑戦する【絵本】
HSC(以下繊細さん)タイプの子どもは、不安や自分には無理!という気持ちがあるため、一人で新しい事にはなかなか挑戦しようとしません。
そんな時は親が率先して、一緒に挑戦しようよ!という姿勢を見せるとよかったです。
我が家の娘は、読書が好きで、たまに絵を書いていました。
そして、時間もあるし「絵本を描いてみたらどう?」と提案をしてみました。
でも最初は全然やろうとしませんでした。
と言う訳で、一緒にやろうよ~!と声掛けをして、キャラとストーリー設定を考えていくことにしました。
1日1ページずつ、時にはさぼって、かなり日付が空いてしまいました。
それでもなんとか、28ページの絵本を達成させることが無事にできたのです。(半年位かかったかな?)
娘はとても喜び、一つの成功体験になりました。
1人では難しいことも、親が積極的に関われば、興味を持ってもらえる可能性が高いです。
信頼関係ができたら話し合いたい【メディア時間のルール】
信頼関係ができて、コミュニケーションが取れてきたら、生活についても話しやすくなります。
我が家では、メディアのゲーム時間の目安をつくり、意識するように心がけています。
厳しく取り締まることはしませんが、ルール違反が目立つ場合はきちんとペナルティもします。
メディア時間のルールは、親の私がおおよその目安を決めました。
- ゲームや動画は1日4時間を目安にする
- 一時間に一回は休憩する(目安)
- それ以上利用したい時は、勉強や運動を入れる
- メディアは21時頃まで
- スマホの利用は2時間まで(スクリーンタイム)
switchやタブレットでは、利用時間をチェックできるので、本人達にも把握してもらっています。
私も声掛けしたりしますが、自分で確認してもらい、気付いてもらうのが一番だと思います。
そして、ゲームやメディアの長時間対策として、料理や掃除の予定も入れています。
【まとめ】夏休みは親子の信頼関係を築くチャンスになる!
不登校中の夏休みは、周りの目を気にしなくていいので子どもはホッとしています。
夏休みの前半はダラダラ過ごしつつも、コミュニケーションや親子の共同作業で信頼関係を築いていく。
夏休みの中盤に差し掛かったら、生活習慣やゲーム時間について、一緒に話し合える機会を持てるといいと思います。
【子どもが主体性を持つ旅行】は自己受容感が増すのでとてもおススメです。
そして、子どもがリラックスしている時に、親もしっかりリフレッシュしていきましょう!
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